「Notion上でプログレスバーを表示」が純正の機能で出来るようになりました #notion
データアナリティクス事業本部 サービスソリューション部 サービス開発チームの しんやです。
予定や実績をNotion上で管理する際に「進捗を表示する」、所謂プログレスバー的なことをやりたいというのは良く挙がっており、現行これまではNoitonで活用出来る「関数」を活用するなどして実現していました。
この件に関して、Notionの純正機能としてこの要望が実現できるようになったというアナウンスが先日行われました。
新しくなった数値プロパティは、その数字を可視化できます?
その表示方法は、プログレスバーとリングで選べられます。
また、数値を算出する関数プロパティや他のビューでも表示可能です? pic.twitter.com/56pHbEtTp8
— Notion Japan ?? (@NotionJP) August 11, 2022
当エントリではこの「純正プログレスバー表示」の機能について内容を紹介していきたいと思います。
実践
Noitonのデータベースにおける「数値項目」に対して表示を行うことが出来るようになっています。ということで検証用のデータベースを用意していきましょう。ショートカットコマンド: /table
でデータベーステーブルを選択。
シンプルなサンプルデータを用意すべく、既存テーブルではなく「新規データベース」を選択します。
数値項目を用意するため、出来上がったテーブル上の[+]ボタン押下でプロパティを新規作成します。
プロパティの種類を「数値」に切り替えた時点で、以下のように設定画面が新しい形式で表示され、利用出来るようになっています。
初期設定では「表示方法」が「Number(数値)」になっており、それ以外に表示されている内容はありません。
「表示方法」を「Bar」に切り替えてみます。すると以下のように設定出来る項目が増えました。
- カラー:進捗を示す部分の色を単色で幾つか切り替えられるようです。
- 分割数:分母の数値として何を用いるかを整数で指定可能。
- 数値を表示:進捗を示す形式のグラフと合わせて数字を表示するかどうかを指定可能。
「表示方法」を「Ring」に切り替えてみます。グラフ部分がバー形式から円グラフ形式に切り替わる形で内容が表示されました。
数値はそのままに「分割数」を入れ替えてみます。 入力した数値 / 分割数 の結果に応じた形で表示内容も切り替わることが確認出来ました。
プログレスバーを表示する対象の項目は数値だけで無く、計算結果を対象とすることが出来ます。下記例は上記のものとは別に用意したもので、人物毎の目標とする数値に対して実績数値を設定、その数値を計算して進捗率としたもの(=達成率)をプログレスバーの表示対象としています。
ちなみに関数として用意したプロパティ「達成率」の計算の中身は以下のようにしてみました。単純に割り算しただけだと計算後の桁数制御がうまく出来なかったのでちょろっと手間を加えています。
まとめ
という訳で、Notionのデータベーステーブル:数値項目において「Notion純正のプログレスバー」が利用出来るようになったよ!という内容のお知らせでした。
Notionの機能として提供されたことは大変喜ばしく嬉しいですね!
一方でこれまでNotionユーザーが編み出してきた様々な「プログレスバー」の技も見た目や内容として特筆すべきものも多いと思いますので、合わせてどんなものが過去これまで編み出されてきたのかについて、別途紹介してみたいと思います。